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建築士資格の中でも、一級建築士資格は難易度が高い事でも有名です。そして、一級建築士資格は全ての国家資格の中でも合格率が低い事で有名です。一説には超難関といわれる、司法試験並みの合格率ともいわれていますが、実際には一級建築士資格の合格率はそこまでは低くありません。
とはいっても一級建築士資格の合格率は平均10%前後と、数ある国家資格の中でも決して合格率の高い資格とはいえません。過去にさかのぼって一級建築士の合格率をみてみると、平成14年6.4%、平成15年8.1%、平成16年10.5%、平成17年11.1%、平成18年7.4%といずれもとても低い合格率となっています。
一級建築士資格はこの合格率の低さに加え、資格取得のための受験資格を得るだけでも大変な苦労を要します。一級建築士の受験資格は以下の5つになります。
1)大学(短期大学を除く・旧制大学を含む)において、正規の建築または土木に関する課程を修めて卒業した後、建築に関して2年以上の実務経験を有する者
2)3年制の短期大学(夜間学部を除く)において、正規の建築または土木に関する課程を修め、建築に関して3年以上の実務経験を有する者
3)2年制の短期大学もしくは、高等専門学校または旧専門学校令による専門学校において、正規の建築または土木に関する課程を修め、建築に関して4年以上の実務経験を有する者、4)二級建築士として4年以上の実務経験を有する者
5)その他国土交通大臣が特に認める者
単純にしまうと、一級建築士の資格試験を受けるには『建築や土木に関する課程のある大学を卒業している』『建築に関する仕事を最低2年以上続けている』という事が必要になります。ですから、例えば4年制の一流大学を卒業し、建築関係の会社で2年以上働いていたと、大学の専門が建築や土木でなかった場合は一級建築士の受験資格がない。という事なのです。
そのような場合は、まず二級建築士資格を取得し4年以上の建築に関する業務に携わらなければいけない、という事なのです。二級建築士資格に関しては他項で詳しく記述しますが、二級建築士の受験資格は建築に関する学歴がなくとも7年以上の建築に関する業務に携わっていれば獲得する事ができます。つまり、一級建築士資格を取得しようと思った場合、2~11年間という長い時間が必要になるのです。しかも、一級建築士試験を受けるには最低でも2年以上の実務経験が必要になり、その『実務経験』は『製図や建築に関する業務の手伝い』ではなく、実際に設計・工事監理・施工監理あるいは建築に関する研究などでなければ『実務経験』に含まれないという事なのです。