TOPページ > 一級建築士資格について > 一級建築士資格の試験内容2
一級建築士試験の学科試験は一日で行われ、学科I・II、学科III・IVと各3時間ずつ行われます。そして、その間には1時間の休憩時間が挟まれます。また、一級建築士の学科試験には指定の法令は持ち込む事ができます。しかし、卓上計算機や計算尺などは持ち込めず、試験会場に持ち込めるものは黒鉛筆、シャープペンシル、消しゴム、鉛筆けずり、指定の法令集と限られています。
無事に学科試験に合格する事ができたら、次は設計製図試験です。設計製図試験の場合は、黒鉛筆、シャープペンシル、消しゴム、規定内の製図板やT定規など製図に必要な用具のほかに、卓上計算機や計算尺を持ち込む事ができます。しかし、設計製図試験の場合は、製図に必要な用具の中にも持ち込む事ができないものがありますので、確認が必要になります。
設計製図試験の受験時間は5時間30分となりますが、その間にプランングから完成までこなさなければなりませんので、慎重な時間配分が必要となります。設計製図試験の場合は、奇抜でデザイン性に富んだ図面が求められているのではなく、規定の要項がきちんと記されているのか、という事を基準に合否がきまります。ですから、過去の模範解答等を参考にし、的確な製図をする事を心がけましょう。また、設計製図試験は毎年7月に課題が発表されますので、受験者は必ず確認をしておきましょう。
一級建築士試験の場合は、先に行われる学科試験に合格していればその後の設計製図試験に失敗したとしても、翌年の試験は設計製図試験だけですみます。ですから、初めての一級建築士試験や忙しくて準備期間があまりなかった、という場合は一旦筆記試験だけに的を絞り受験に臨む事も一つの手段ではないでしょうか。
一級建築士試験は平成19年現在では、学科試験と設計製図試験の合格で全ての建築物の設計または工事監理ができる、というようになっています。しかしながら、記憶に新しい耐震構造偽装問題の再発防止のため一級建築士の資格の厳格化について審議されています。一旦は一級建築士資格の大幅な変更案はなされない、という結論に至りましたが再び新たな改正案の構想が続いている状態です。場合によっては、一級建築士資格の大幅な変更があり得ますので、資格取得を目指す方だけでなく、既に一級建築士の資格を所有している方も今後の動きには注目をしておきたいところです。