建築事務所とハウスメーカー2(一級建築士、二級建築士試験ガイド)

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建築事務所とハウスメーカー2

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個人事務所の場合、どれだけがんばっても一年間に建てられる家の数に限りがあります。それはコンスタントに仕事が入ってきていたとしても、事務所に所属している建築士やアシスタントの人数によって変わりますが、現実問題としてその数はハウスメーカーが一年間に建築する家の数の半分にも届きません。これはつまり、一級建築士の建築事務所とハウスメーカーでは、一年間に使われる建材の数が格段に違う、という事でもあるのです。

建築費を安くする方法は建材の価格を安くする、というだけではありません。ですが単純にいうと、ハウスメーカーは建材の大量購入により建材の単価を安くする事が簡単で、個人事務所はそれが難しい、という事なのです。そしてこれが、ハウスメーカーが個人事務所に比べて、低予算で家を建てる事ができる理由でもあるのです。

このような理由から、ハウスメーカーと個人事務所では同じ家のクオリティーでも価格に違いが出てくるのです。そして、このような理由から個人事務所は高い、というイメージになるのです。

実際に家を建てる時に、どちらに依頼する方が良いのか。と問われると一概にはいえません。場合によっては個人事務所の方が安価になる事もありますし、場合によってはハウスメーカーの方が自分のわがままをきいてくれるかもしれません。

このような現実を考えると、世間一般の建築事務所は高い、というイメージあながち間違っているわけではありません。一級建築士資格を取得し、個人事務所の経営を考えているのならばこのような現実、世間一般の個人事務所のイメージなどを考え様々な工夫が必要になってきます。

建築事務所の経営に比べ、ハウスメーカーは社員ですから収入は安定します。また、自分の企画が通ればある程度好きな建築物を建てる事も可能です。現実として、個人事務所はコンスタントな仕事は期待できませんし、例え仕事を依頼されてもあまり儲かりません。わたしの友達が、ハウスメーカーを退職して個人事務所を開く!といったら、わたしは全力で止めます。現実問題として、個人事務所を経営して成功する例はとても少なく、せっかく独立したのに事務所をたたまなければならない、という事も建築業界では決して珍しい事ではありません。もし、これを読んでいる人の中で一級建築士資格を取って、個人事務所を開きたい!と考える人がいるのならば、一度考え直した方が良いですよ。

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